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価値を認めてもらう

価値を認めてもらう。

私は営業の仕事をしています。
自社の製品を売っています。
ものを売っていくためにはその価値をお客さんに認めてもらわなければいけません。
世の中にそもそも必要なものだったら他社製品との差別化をすれば良い。
でも、あってもなくても良いものってその価値を認めて買ってもらうのは難しい。
でも、それを説得させていかなければならない。

そもそも、世の中に必要なものでほっといても売れるものだったら、営業職なんて必要ない。
営業は製品の価値を伝えなければならないし、お客さんに納得してもらわないといけない。

そのためには自分が売りたい製品の価値をまず自分が認めなければならない。
自信を持ってお客さんにその製品の魅力を伝えることができなければ、相手だって納得しないですよね。

自分は人工知能を使った製品を売っているのですが。
この人工知能って名前はかっこいいですが、実用の段階ではコストもかかるし魅力も薄いです。
でも、ちゃんとした使い方をすれば素晴らしい可能性を秘めています。

でも、そもそもITに関する知識が全然ない自分にとって、その価値をお伝えすることは・・・
知識がなくても、経験があれば説得力が増しますが・・・
人工知能はまだほとんどの人が使ったことのないものですし、未知のことが多いです。
やってみないとわからないことが多いです。

そんな中で、私はそんな製品を売ろうとしています。
なんか一瞬詐欺師じゃないかと思います。

でも、企業でも個人でも投資とは、本当に将来の不確実なことに対してメリットを信じてお金を払うことだと思います。
失敗もあるかもしれませんが、成功もあるかもしれません。

では、その不確実性を排除する手段は何かと言われたら。

数字に裏打ちされた論理的な説明であると思います。
筋道を追ってしっかり定量的に将来を予測することができれば、その価値に投資してくれう人もいると思います。

その論理の根拠を展開することが、営業にとっては必要なのですが。
自分は果てしなく勉強しなければならないのではないかと、今日仕事中ずっと絶望していました笑
なんせ普段の意思決定はいつもそんな先のことまで論理的に考えて行ってないからです。

自分は意思決定は自分の快不快ぐらいです。
現状が嫌だからどうにかしたい。今楽しいと思うことを優先する。
こんな意思決定が多いです。

でも、企業の意思決定は快不快では物事をきめないですよね。
数字に裏打ちされた根拠を提示しなければなりません。

そんな将来の数字のデータどっから引っ張れば良いでしょう。
過去のデータから引っ張り出すべきでしょうか?

でも、新しいサービスって過去のデータないですよね。

新しいことって過去の経験を生かすことができないから、だから怖いんですよね。
でも、今の新規事業でお客さんに、一歩踏み出してくれる価値を提示できることができたら無敵になるかも。

自分が将来のいろんな可能性を信じる強さができるかもしれない。
商品が売れない怖さはありますが、それを工夫してなんとか売っていこうと試行錯誤することは楽しいです。
今の会社の社長は未来の可能性を信じる力がすごくて、私はそこを本当に尊敬します。
そういう人って本当に魅力的です。

自分はとっても後ろ向きな人間です。
でも、今の仕事の苦悩の中で、将来を信じる力が培われたらと思います。

by tetutetuten | 2017-01-18 23:52 | 仕事